料理とうつわ、時々お酒

用の美を大切に。

空のこと

皆さん、最近空を眺めましたか?

コロナ禍で疲弊し、つい下ばかり向いてしまったり、日々の生活に追われて目の前のことしか見えなくなってしまいがちですよね。実際、わたしもそうなってしまうことがあります。そんな時には朝起きて窓を開けてポジティブな言葉を口にするようにしているんです。

 

「あぁ、今日も気持ちがいい青空だ。最高の1日になりそうだ!」

「今日は雨か。畑の野菜たちが喜んでいるだろうなぁ!」

 

毎日、天気など自然は違う表情を見せてくれます。それは恵みであったり、反対に猛威であったりもします。私たちは自然界の中に生きる種の1つとして、共生する動物たちや身を置く自然界と調和しながら時間の流れに身を任せることも時には必要なのではないかなぁと思います。

 

ハラリ氏の著書「サピエンス全史」に書かれていた内容で凄く記憶に残っていることがあります。今までサピエンスは多くの脅威に囲まれて生きてきた。ウイルスによる感染症、野生動物、自然災害など。サピエンスは火を使い、言語や文字を使い後世にノウハウを残すことで進化し、あっという間にピラミッドの頂点まで上り詰めた、と。

我々は普段の生活で生命の危機に囲まれながら暮らすことはまず無いと思いますが、昨今の新型コロナはそんな日常を覆すものでした。世界の混乱は説明するまでも無いでしょう。

 

そんな今だからこそ、原点に戻り我々は自然界に1つの種として存在しているのだと思いを馳せてみては如何でしょうか。アドラーの「人の悩みの全ては人間関係」という言葉がありますが、スッと心が軽くなる瞬間が来るかもしれません

 

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数年前、太宰府で撮った一枚。

 

皆さんの心が一層晴れやかになりますように。